神泉駅から徒歩7分、東急バス停留所大坂上から徒歩2分、今や海外ツーリストでにぎわう老舗旅館福田屋すぐ近く、神泉、松見坂、青葉台が交錯するこの地に、小さなギャラリーJULY TREE(ジュライ・トゥリー)をオープンいたします!


ギャラリーと命名してはおりますが、いわゆる画廊、アートの展示としてのそれのみならず、フリー・スペースとしてのPOP UP SHOP、ファッション展示会、そしてある時はレコードショップであったり、アパレル、本、雑貨、その他、スタッフ一同が愛してやまない音楽をテーマとした様々な発信にご利用頂ける多目的スペースをイメージしています。


ギャラリー名のJULY TREEは、ニーナ・シモンのアルバム『I PUT A SPELL ON YOU』収録の『7月の木』というとても美しい曲から着想を得ています。

“7月には大きく育った木に真実の愛が花開く”というリフレインの歌詞は当時の60年代の黒人や女性を取り巻く状況のおそらくメタファーでもあり、いにしえのフォークソングのような美しさを持つこの曲はニーナのために進歩的な二人の女性が書き下ろした新曲だったそうです。

まるで現代の神話のように静かに厳かに、真実の愛、希望が時間をかけて7月には実る様子を描き出すこの楽曲、『JULY TREE』のような思いをせめて託したく、その名を拝借した次第です。


そしてお店のロゴはスタッフが永年懇意にしている尊敬すべき偉大なミュージシャンにしてアーティスト、坂本慎太郎氏にお願いしました。

 

 
 
JULY TREE、2024年5月の展示は、高野寛による新プロジェクト、HAASによる待望の写真展『Calm / hibinohibiki』HAAS a.k.a. Hiroshi Takano Ambient & Photo Exhibition。
 
会期は5月10日(金)-5月31日(金)。
※5月19日(日)にはトーク&ミニライブも開催予定!(詳細は下にスクロールして下さい。)
 
 
ソロをはじめGANGA ZUMBA、pupa、Nathalie Wiseなどバンド活動、プロデュース等、多方面にわたり活躍するミュージシャン、高野寛による写真・イラスト・アンビエント・ミニマルミュージックなど「ポップ」の外側にある表現を追求する、HAAS a.k.a. Hiroshi Takano。敬愛する写真家、エルンスト・ハースより命名されたHAAS 名義の初の写真展。
 
「静けさ:日々の響き」の意をタイトルに冠し、平凡な景色の中にある光と影が描き出す瞬間を切り取ったアートとしての写真と、写真からインスパイアされたアンビエントが織りなす、静寂に支配された世界がここに現出!
 
アンビエントをテーマに厳選された写真の展示販売に加え、同作品を中心としたZINE、2017年〜2024年の録音からコンパイルされたアンビエントアルバム『Calm / hibinohibiki』のカセットテープも会場限定にて先行販売される。
 
 
 
 
 
■高野寛:コメント
 
若い頃からずっと、アンビエントは仄かな香りのように、
いつも暮らしの傍らにあった。
 
平凡な景色の中にある光を写せば、日常はアンビエントになる。
壊れそうな世界の中でも、静かな時を取り戻せるように。
「静けさ:日々の響き」というタイトルに願いを込めて。
 
2024年初夏・高野 寛
 
 
 
 

■展示会情報

『Calm / hibinohibiki』HAAS a.k.a. Hiroshi Takano  Ambient & Photo Exhibition
会期:2024. 5.10(Fri)~5.31(Fri)

会場:JULY TREE(ジュライ・トゥリー)

 
■イベント情報
HAAS a.k.a. Hiroshi Takano talk & live
日時:2024. 5.19. (Sun) 19:00 start〜 
料金:  ¥2,000+1ドリンク  ※20名限定
第一部/トーク ※写真について、今回の展示とアンビエントについて
第二部/ ライブ ※即興演奏 (30分ほどを予定してます。)
 
お申し込み方法: 店頭、もしくはインスタグラムDMにてお名前と人数をお伝えください。
 
インスタグラム @july_tree_tokyo
 
 
 
■高野寛プロフィール  
 
ミュージシャン。1964年生まれ。大学生の頃から当時は珍しかった宅録による創作を開始。1988年、高橋幸宏プロデュースによるアルバム「hullo hulloa」でソロデビュー。ほとんどの楽曲の作詞・作曲・編曲・ギター・プログラミングを自ら手掛けるスタイルで、2019年までにベスト盤を含む22枚のソロアルバムをCDで発表。2020年春以降は、未発表作品をbandcamp限定配信リリースし続けている(2024年4月現在・50アイテム)。
 
ソロ作品の他、世代やジャンルを超えたアーティストとのコラボレーションも多数制作。ギタリストとしてもYMO、高橋幸宏、細野晴臣、TEI TOWA、星野源を初めとした数多くのアーティストのライブや録音に参加し、坂本龍一や宮沢和史のツアーメンバーとして延べ20カ国での演奏経験を持つ。
 
『Spectra』(2018)、『Everything is Good』(2017)、『TRIO』(2014) などのアルバムジャケット写真は自身の撮影による作品で、2014年のブラジル滞在中に撮影した写真と滞在記によるフォト・エッセイ集『RIO』も刊行。
 
2024年春・デビュー35周年を期に、ミニマルやアンビエントなどポップスの外側にある音楽を中心としたソロユニット「HAAS a.k.a. Hiroshi Takano」も始動、アンビエントアルバム『Calm / hibinohibiki』をリリース。SSWとしての最新アルバムも2024年秋以降にリリース予定。
 
instagram: @haas_ht